インターネット大会「バトルオブシンオウ」使用構築【最高&最終1807、8位】
先日開催されたインターネット大会「バトルオブシンオウ」でそこそこ結果を出せたので記事にさせて頂きます。
一応ルールを簡単に説明しておくと使用可能なポケモンはシンオウ図鑑に登録されるポケモン(プラチナ版準拠)のみでメガ進化とZ技が使用不可というものです。
使用可能なポケモンについて詳しくはこちらをご参照ください。
【個体紹介】
カバルドン@フィラの実
特性:砂起こし
性格:慎重
実数値(努力値):H212(228)-A132-B146(60)-*-D132(220)-S67
※シングル用流行個体
ポリゴンZ@拘り眼鏡
特性:適応力
性格:臆病
実数値(努力値):H161(4)-*-B90-C187(252)-D95-S156(252)
技構成:破壊光線/騒ぐ/トリック/悪巧み
・CS振り切り
ムクホーク@拘り鉢巻き
特性:捨て身
性格:陽気
実数値(努力値):H161(4)-A172(252)-B90-*-D80-S167(252)
・AS振り切り
ハッサム@命の珠
特性:テクニシャン
性格:意地っ張り
実数値(努力値):H149(28)-A200(252)-B120-*-D100-S114(228)
バレットパンチ/叩き落す/馬鹿力/剣の舞
・HP10n-1
・最速50族(準速60族)抜き抜き
マリルリ@オボンの実
特性:力持ち
性格:意地っ張り
実数値(努力値):H188(100)-A112(252)-B101(4)-*-D102(12)-S88(140)
じゃれつく/アクアジェット/叩き落す/腹太鼓
・HP4n
・4振り65族抜き抜き
・D>B
マニューラ@気合の襷
特性:悪い手癖
性格:陽気
実数値(努力値):H145-A172(252)-B86(4)-*-D105-S194(252)
叩き落す/氷柱落とし/氷の礫/剣の舞
・AS振り切り
【構築経緯・基本コンセプト】
このルールが発表された当初はメガ進化やZ技が使用不可であることやラッキー+グライオンが使用出来る等の理由から受け回しが強いと考察しているプレイヤーが多く実際自分もその1人でしたが高速広範囲の積み技持ちや高火力のポケモンも多く受け駒が限られている環境でこれらに対応することは極めて難しいということにすぐ気が付きました。また、メガとZが使えないことから「トリック」や「叩き落す」持ちが蔓延することも容易に想像出来たのでサイクルを回すタイプの構築自体がこのルールに適していないと考え攻め路線の構築で臨むことに決定…していたのですが考察時間も育成時間も足りておらず気付けば大会開催直前。とにかく時間が無かったので元からこのルールで特に強いと考えていた瞬間高火力と積み技持ちをボックス、バンクから5体かき集めとりあえず採用。最後にこれらの補佐役として起点作りのカバルドンを突っ込んで構築が完成しました。カバルドンで展開して積んで抜く、もしくはポリゴンZorムクホークで数定有利を取り、襷や先制技を利用して詰めて行くのが基本です。
【個別解説】
積んで抜くというスタイルを取る以上欠かせないステロ撒き。Z技が使えないこのルールでカバルドンをワンパン出来るのはメジャー所だと眼鏡ウォッシュロトムくらいでそれ以外で対策する方法となればトリック、浮いているポケモンの挑発等だがそれはこちらから見ても分かりやすくこれらが相手の構築に居るかどうかで初手に置くか置かないかを決めていた。ステロを撒けるポケモンは他にも多く居たが砂嵐によるスリップダメ稼ぎや「吹き飛ばし」によって起点回避が出来てる点を評価したのと単に普段から使い慣れているという理由でカバルドンをチョイスした。HDに振り切ればカットロトムの「リーフストーム」を高乱数で耐えられるようになるのでそうした方が良かったかもしれない。
個人的にこのルール最強の1匹。「適応力眼鏡破壊光線」で半端なH振りのハッサム、輝石ポリゴン2、チョッキマリルリ等が吹き飛び「騒ぐ」でも等倍を取れれば並耐久のポケモンなら瀕死級のダメージが出る。半減でも後出しで受けられるポケモンはほぼ居ないため適当にぶっぱしているだけで1~2体持って行けることがざらにあった。一定数は使用者が居るだろうと思っていた受け寄りのサイクル構築を意識して「トリック」とその後に積む「悪巧み」を採用したが全く使わなかったので「目覚めるパワー炎」辺りを採用しておいた方が絶対に良かった。「シャドーボール」や「悪の波動」は環境にゴーストタイプがほとんど居ないと予想していたので候補から外しており実際選出画面で居たことは何度かあったがそのせいで困った対戦は無かった。
物理版ポリゴンZ。基本的にはポリゴンZと同じように「ブレイブバード」or「捨て身タックル」をぶっぱするだけ。しかしポリゴンZの方が通りがいい場合が多く選出はあまり出来なかった。鉢巻きでは無くスカーフを持たせておけば間違いなくもっと選出出来たので後悔している。(高火力ぶっぱで気持ち良くなりたいという適当な理由だけで鉢巻きにしてしまった)
ポリゴンZに並びこのルールで最強だと考えていたポケモン。ミラーや遅いロトム意識でAS振り。振り直しが面倒でBW時代に育成した個体をそのまま使ったが間違いなくぶっぱでいい。「馬鹿力」の枠は「虫食い」や「電光石火」と選択になるがポリゴン2等を意識して「馬鹿力」を採用した。ステロ欠伸から積んでバレットで抜いて行く姿は5世代での活躍を彷彿とさせるものがあり使っていて非常に気持ちが良かった。
構築単位で重くなってしまったゴウカザルをはじめとする格闘タイプやマニューラに対抗出来る駒。ポリゴン2やブラッキー、遅いハッサムなどを意識してSを伸ばした個体を使用した。「叩き落す」の枠はカバルドンやハッサムへの打点を重視し「アクアブレイク」でも良かったと感じた。
このルールでサンダースとクロバットに次ぐ素早さを持つポケモンでありタイプ一致「叩き落す」の使い手でもある。「叩き落す」+先制技+襷でスカーフ持ちに強く積みへのストッパーとしても機能した。この素早さから「氷柱落とし」による3割怯みを狙えるのも単純に強い。襷ならそれなりに発動機械があるだろうと思い特性は悪い手癖で採用したが襷で耐えたのに相手の珠を奪って自滅等の事故もあったので一長一短だった。
【戦績】
TN Sôphie* 44 35-9 最終レート1807 8位
【感想】
元々目標にしていた1800↑と1ページ目を達成出来たので割と満足していますがやはり考察不足だった感は否めずここまで来れるなら本気で上を目指しに行きたかったと後々になって思っています。しかし、結果以上にこのような特殊ルールは新鮮味があって対戦が楽しいのでこれからも積極的に参加して行きたいと思いました。普段シングルレートしかやってない方もたまにはこういうのに手を出してみるとモチベーションの維持に繋がるんじゃないかな~なんて思うので気が向いたら是非チャレンジしてみてください。それでは~