SMシングルシーズン3使用構築 カバマンダコケコ 【最高2147/最終2065】
今シーズンは納得のいく構築が思い浮かばず序盤~中盤頃までは適当なQRで潜っているだけだったが流石にそれでレートが上がる訳もなく行き詰っていた所知り合いから構築を貰うことが出来たので中盤~最終日にかけて使用した。
カバルドン+何かで場を荒らすor起点を作り最終的にボーマンダを通すことが目標であり、基本コンセプト。以下個別解説。(あたかも自分で考えた構築かのような書き方になるがご了承頂きたい)
カバルドン@オボンの実
腕白 H215(252)-A132-B167(108)-*-D111(148)-S67
・A156ミミッキュの+2フェアリーZ最高乱数以外耐える
・C222ギルガルドのゴーストZ確定耐え
・C147カプ・コケコの草結びオボン込超高乱数2耐え
元は慎重HDだったが剣舞ミミッキュを後出しから一度流せるようにBにもある程度振ったこの配分に変更した。メガリザードンYのオーバーヒート等は耐えないためリザードン入りに対しては初手ボーマンダやカプ・コケコから入る。相手のカプ・コケコと対面した場合だが今期はシュカの実を持って突っ張って来るものが多かったため対面したら地震を押すようにしていた。その場合ステルスロックを撒けずに退場することになるがカプ・コケコは此方の裏で厳しいポケモンなので処理できることは非常に大きかった。技構成に関してはどれも必須級であり変更の余地はないと感じた。
意地っ張り H197(212)-A189(52)-B151(4)-*-D111(4)-S170(236) ※メガ時
八つ当たり/竜の舞/身代わり/羽休め
・八つ当たりでH131-B100ミミッキュを最低乱数以外1発
・A197霊獣ランドロスの-1岩石封じを身代わりが確定耐え
・最速ガブリアス+1
表選出のエース。他2体で荒らした後繰り出し詰めに行く。数値が高く広い範囲を起点に出来るその性能は単純かつ強力だった。立ち回りの計算をしやすくするために捨て身タックルではなく八つ当たり。身代わりは欠伸から繋いだ後や補助技透かしとしての用途は勿論だが厳しい相手に対しても択次第で強引な突破を可能としたりラス1に残すことで今期多かった地震ワンウェポンのカバルドンを完全に起点に出来たりと生きる場面はとても多かった。
カプ・コケコ@シュカの実
臆病 H151(44)-*-B112(52)-C135(156)-D96(4)-S200(252)
十万ボルト/ボルトチェンジ/目覚めるパワー氷/草結び
・EF下十万ボルトでH153-D135メガリザードンYを最低乱数以外1発
相手に地面枠の選出を強要させる力があるポケモン。シュカの実を持つことで地面タイプに突っ張り型をある程度判別してから裏で起点、もしくはそのまま突破しに行く。めざ氷は今期多かったランドロスとグライオンに、草結びは主にカバルドン、マンムーに。挑発が欲しいと感じる場面もいくらかあったが4つの技どれも使用頻度は多く切れないため採用は見送った。
ガルーラ@ガルーラナイト
意地っ張り H207(212)-A192(236)-B121-*-D122(12)-S126(44)
八つ当たり/不意打ち/グロウパンチ/炎のパンチ
・最速テッカグヤ+2
・ダウンロード意識B<D
ポリゴン2やテッカグヤ等ボーマンダでは厳しいポケモンが絡んだ並びを崩すための裏メガ枠。ただし、実際の対戦ではゲンガーと同居していることがほとんどで上手く通すのが難しいことが多かった。ボーマンダと同じ理由でメインウェポンは八つ当たり。6世代→7世代でのガルーラの火力ダウンによって捨身でも落ちない相手は落ちないし八つ当たりでも落とせる相手は落とせるということが多かったので間違っていなかったと思う。パーティ内に炎タイプが居ない関係でナットレイやテッカグヤを誘うのでサブウェポンには炎のパンチを選択した。
ギルガルド@ゴーストZ
控え目 H159(188)-A63-B171(4)-C112(252)-D172(12)-S87(52)
シャドーボール/影打ち/毒々/キングシールド
・ダウンロード意識B<D
主にカプ・テテフの一貫を切るための鋼枠。また、厳しいクレセリア入りに対して抗えるポケモンでもある。ギルガルドはZクリスタルを持てるポケモンの中でもかなりの性能があると思うがあまりにも浸透し過ぎているので相手のZ透かしの立ち回りを考慮する必要が出てくる場面があったりゴーストZ耐えの耐久調整を施したポケモンが増えていた点はやや向かい風だった。毒々は重めなポリゴン2を処理するルートを作るため。Sはミラー意識だがこれでも先手を取られて負けることが何度かあったためもう少し上げておくべきだったかもしれない。
控え目 H187(252)-A84-B110(124)-C176(108)-D138(12)-S82(12)
泡沫のアリア/ムーンフォース/アクアジェット/目覚めるパワー炎
・A216メガボーマンダの捨て身タックルを最高乱数以外耐える
・C222メガゲンガーのヘドロ爆弾を75%で耐える
・C147カプ・コケコのEF下十万ボルトを75%で耐える
・4振り60族+1
水の通りがかなりいい環境であったためZクリスタルを持てる水枠としてアシレーヌ。他の水タイプと比較しメガリザードンX、Yのどちらにも対面で勝てたり身代わりを持ったグライオン等を崩せる点が優秀だった。調整は参考元よりも少しDを落としBを上げてあるがここはパーティの構成や好みによって変わってくると思う。めざ炎はナットレイ絡みのサイクルを崩すために採用。基本的に初手に出すことが多いことを考えれば気合の襷での採用も視野に入れるべきではあった。
冒頭でも書いた通り基本選出はカバルドン+カプ・コケコorZ枠+ボーマンダ。
この構築を使い始めた当初はガルーラを信用し過ぎていたせいであまりボーマンダを選出していなかったが積極的に選出するようになってからレートの伸びがよくなった。
ガルーラは主に受けループ等に対して選出。現環境での基本的な形であるゲンガー、ラッキー、グライオン、エアームド、ドヒドイデ@1のような受けループであればボーマンダを考慮するとグライオン+ラッキーorドヒドイデ+エアームドという選出になるはずなのでグロウパンチで崩しに行った。
ポリゴン2入りに対しても途中まではガルーラを選出するようにしていたが前述した通りゲンガーと並べられると厳しい場合が多かったため途中からは毒やステロを絡めながら強引にボーマンダを通しに行く形をとるようにしてみたがガルーラを出していた時よりも勝てるようになったので間違っていなかったと思う。それに加えてグライオンが入っている構築に対しても予めステロを撒いてグライオンがゴーストZを受からないようにしておき、ポリゴン2対面でZを警戒させて毒を通すことで無理やり崩していた。
~ Spcial thanks ~ (敬称略)
この構築を作成し提供してくれた こんぷろ(故人)
今期同じ構築を使用した たかきおす、さなぐろす、ねっち
たかきおすには最終日の最後の最後まで通話に付き合ってくれたことにも感謝。
カプ・コケコの個体を貸してくれた キー汰
普段から通話をしてくれる仲のいいフォロワーの皆、そして今シーズン対戦してくださった方々もありがとうございました。
また来シーズンレートにてお会いしましょう。