【USMシングル】シーズン7使用構築 マンダナットゲコ 【最高2197/最終2172、14位】
【基本コンセプト】
カバルドンで展開するor鋼枠をクッションにしながらボーマンダとZ枠で制圧
【個体紹介】
カバルドン@オボンの実→フィラの実
特性:砂起こし
性格:慎重
実数値(努力値):H212(228)-A132-B146(60)-*-D132(220)-S67
・HP4n
・A200(+1)メガリザードンXの「フレアドライブ」≒A216(+1)メガボーマンダの「捨て身タックル」最高乱数切って耐え
・C211メガリザードンYの晴れ「オーバーヒート」確定耐え
・C200カプ・テテフのPF「サイコキネシス」2連続最高乱数以外オボン込み確定3発
特性:威嚇→スカイスキン
性格:意地っ張り
実数値(努力値):H197(212)-A189(52)-B151(4)-*-D130(156)-S151(84)
技構成:八つ当たり/竜の舞/羽休め/身代わり
・「八つ当たり」でH131-B100ミミッキュが最低乱数以外1発
・+1「八つ当たり」でH215-B187カバルドン、H191-B156ポリゴン2がステルスロック込確定2発
・A197(-1)霊獣ランドロスの「岩石封じ」を身代わりが最高乱数切って耐え
・C126ポリゴン2のアナライズ「冷凍ビーム」乱数上から2つ切って耐え
・C200カプ・テテフの「ムーンフォース」最高乱数切って耐え
・準速サザンドラ抜き
・+1で最速フェローチェ抜き
ナットレイ@イアの実
特性:鉄の棘
性格:呑気
実数値(努力値):H180(244)-A114-B190(172)-*-D148(92)-S22
技構成:ジャイロボール/タネマシンガン/宿り木の種/ステルスロック
・HP4n
・A207(+1)メガギャラドスの「噛み砕く」確定3発(木の実込み確定4発)
・C161(+1)カプ・レヒレの「目覚めるパワー炎」確定耐え
・C179アーゴヨンの「火炎放射」の乱数が動くライン
ヒードラン@バンジの実
特性:貰い火
性格:穏やか
実数値(努力値):H196(236)-*-B126-C150-D171(236)-S102(36)
技構成:噴煙/ラスターカノン/大地の力/毒々
・HP4n
・C179(+4)アーゴヨンの「流星群Z」75%で耐え
・ミラー意識のS
特性:化けの皮
性格:意地っ張り
実数値(努力値):H151(164)-A143(156)-B122(172)-*-D126(4)-S118(12)
技構成:じゃれつく/影打ち/剣の舞/身代わり
・A11n
・A233メガバシャーモの「フレアドライブ」最高乱数切って耐え
・A166霊獣ランドロスの「岩石封じ」を身代わりが最高乱数切って耐え
・ミラー意識のS
ゲッコウガ@ミズZ
特性:激流
性格:臆病
実数値(努力値):H147-*-B87-C155(252)-D92(4)-S191(252)
技構成:ハイドロカノン/熱湯/水手裏剣/身代わり
・CS振り切り
【構築経緯・概要】
以前に使用していた構築で勝てなくなりシーズン終盤にも関わらず行き詰っていた所知り合いから並びの草案を教えてもらったがそれを煮詰め切るには全く時間が足りていなかったので断念。しかし、その中の1体であったナットレイの使用感が思いの外良かったので相性が良く7世代で最も使い慣れたメガ進化枠であるボーマンダと組ませる所からスタート。ボーマンダの誘う鋼タイプや物理受けに対して圧力を掛けることが出来ると同時にナットレイとの相性も良いミズZゲッコウガ、起点作成からメガ枠とZ枠で展開するという分かりやすい勝ち筋を用意するためにいつも使っているHDカバルドン、ボーマンダ+ナットレイの並びを崩しに来る目覚めるパワー氷持ちの炎タイプやアーゴヨンに受け出しの効くヒードランという順でそれぞれ採用。最後に構築全体のパワーを底上げするためにもう1体Z枠が欲しかったのとストッパーになれる枠も欲しかったのでミミッキュを採用して構築が完成した。
【個別解説(採用順)】
この構築唯一のメガ枠であり軸。対面寄りの選出とサイクル寄りの選出のどちらをした場合にも強力で自分が最も強いと思っている型でもある竜舞身代わり羽休め型で採用。ナットレイが居るとは言え全体的に相手の水タイプが楽とは言えない構築であるためカプ・レヒレやアシレーヌ等と打ち合うことを考えHDに厚い配分。サザンドラやフェローチェも重かったので参考元よりAを2削りSを2伸ばした。これと似た調整と思わしきボーマンダに何度も遭遇したためミラー意識も兼ねている。実際、ボーマンダミラーでのS次第で勝負が決する対戦もあったためこれは正解だった。
今期多いと感じたメタグロス+カプ・コケコorカプ・レヒレやギャラドス、激流ゲッコウガ等に強い鋼枠クッション。これらはナットレイに対する役割破壊技を持っている可能性もあるが上位環境においては切り気味でも問題ない程度の個体数であると判断し採用に踏み切った。配分は特にギャラドスを意識してHBに厚くした。これではミミッキュの+2「シャドークローZ」で木の実が発動するのに乱数が絡んでしまうがBラインは出来る限り高めにしたかったので妥協している。悠長に「宿り木の種」や「ステルスロック」を選択していると不利になってしまう場合も多いためかなり余裕があるか切り気味に扱ってもいい場面以外では攻撃技を選択し確実に削りを入れることを優先するように意識した。切り気味の役割破壊技を打たれて厳しい戦いを強いられたことも何度があったがそれよりも軽視気味な相手を詰ませて楽に勝てた対戦の方が遥かに多く、このポケモンの強さを再認識した。
ボーマンダ、ナットレイと相性の良いZ枠。上位では激流の個体数が多かったこともあり水に耐性のあるポケモンでゲッコウガを受けようとしてくるプレイヤーが多くその中でも最も多かったのがカプ・レヒレ等の水タイプで受けに来るパターンだがそれらに対してはナットレイを投げることが可能で何度かサイクルを回した後、最終的にゲッコウガ自身でゲッコウガ受けの突破を狙う。この受けに対する強引な崩しを行いやすくするために特性は激流。技構成はとにかく水技を打ちたい場面が多かったのでこれ。ミラーとアーゴヨンを考え耐久調整はせずCSに振り切った。
いつものHDベース起点作成型カバルドン。今更特に語ることも無いが敢えて触れるとすれば持ち物の木の実についてだろうか。途中まで採用していたオボンの実の具体的なメリットとしてはシュカ草結びカプ・コケコに確実に対面で殴り勝てることやスカーフが確定しているカプ・テテフに対して突っ張って殴り勝ったり強引に後出しして展開出来たりすること。しかし、シュカコケコは火力を削った個体が多くその場合木の実が発動せずとも草結びを2耐えする。対カプ・テテフに関してはそもそも前述したような場面に殆ど遭遇しなかったため最終盤になってフィラの実に変更した。
ボーマンダと合わせることで「目覚めるパワー氷」持ちのバシャーモや「目覚めるパワー氷」と「地震」を両立したリザードン等一部例外を除いた大体の炎タイプをみることが出来る。USMからは役割対象にアーゴヨンも加わったのでHDにほぼ振り切った。対アーゴヨンにより重きを置くならば穏やかHD振り以上の耐久を持ちながら返しの「大地の力」で落とせる控え目HC@突撃チョッキの方が適任だが毒々を打ちたい場面が多いと考えこの型での採用に至った。技構成は追加効果により交換先に負担を掛けられる「噴煙」とカプ・テテフ等への遂行技である「ラスターカノン」がまず確定。「大地の力」は相手のヒードランやメガリザードンXへの打点であり「滅びの歌」を所持したメガゲンガーに対面から1:1以上を取らせない点も優秀なので採用。最後の枠にボーマンダと相性の良い「毒々」を採用した。
2体目のZ枠。元々の採用理由であった積みポケモン全般に対するストッパーとしての働きは勿論、抜群の対面性能、「剣の舞」による崩し性能を活かしあらゆる場面で活躍してくれた。「身代わり」は耐久振りのランドロスを後出しされた際こちらが「剣の舞」を選択していればランドロス側の行動は大抵「蜻蛉返り」か「岩石封じ」であるためそのどちらに対してもアドを取れる。カバルドンもミミッキュに後出しして来るならHB振りであると想定でき、HB振りの個体は「吹き飛ばし」の所持率が低いため「欠伸」を透かすことで化けの皮を残しての突破が可能。相手側にZ技を透かす択(守る、裏捨て)がある場合にも安定択として選択しながら実際相手がZ技読みの行動をとってきた場合大きなアドを得ることが出来る。「身代わり」+「剣の舞」ミミッキュは想定されにくくかなり可能性のある型だと感じたが「呪い」が欲しい場面も多々あったため一長一短である。
【主な選出パターン】
++
++or
++
【重いポケモン】
具体的にはカミツルギ、クチート、アームハンマー持ちのメタグロス等。いずれもゲッコウガでどうにか処理する。
・目覚めるパワー炎持ちの水タイプ
カプ・レヒレやアシレーヌはボーマンダでも打ち勝てることが多いのであまり気にならなかったがゲッコウガが持っているときつい。ナットレイとゲッコウガの両方を選出出来ている場合はナットレイで1度受けて変幻自在ならそこからゲッコウガに引きめざ炎の有無を確認していた。
大半が拘り(特にスカーフが多い印象)だったのでボーマンダ+鋼で相手することが多かった。
砂やステロで削ってなんとかミミッキュかゲッコウガの先制技圏内に入れる。
ボーマンダ、ミミッキュ受けとセットになっているとほぼ無理。冷凍パンチの無い個体なら多少はまし。
【感想とか裏話とか】
ここからは日記みたいなものなので見たい人だけ見てください。
前述した通りこの構築が完成したのはシーズン終盤で実際に使って潜り始めたのはシーズン終了の2日前でした。構築を変える際はレートもリセットすると決めているので1500スタートでしたが最終日の夕方頃になんとか2100に到達。しかしそこからレートが伸びず一時は2000を割りそうな所まで落ちて半分諦めていましたが惰性で潜り続けた結果午前6時頃に2100に復帰。そこから無敗で2200チャレまで行って自分が1番驚いていました。肝心の2200チャレは負けてしまいましたが時間や体力的な問題もあり勝っても負けてもこれでラストにすると決めていたので終わりました。常に1つの目標としている最終2200と1ページ目のどちらも達成出来なかったのは正直悔しいですが得られたものも大きかったのでそれなりに充実したシーズンだったと思います。最後になりましたが今期対戦してくださった方ありがとうございました。
【使用ロム】
TN トトリ 戦績 83-28
TN Sôphie* 戦績 54-17
【special thanks】
応援してくれたフォロワーや通話窓の皆
それでは、また来シーズンもよろしくお願いします。