SMシングルシーズン4使用構築 カバルドン+メガ+Z 【最高最終レート2148/最終14位】
今期も故人から構築案を貰いシーズン終了約1週間前~最終日にかけて使用した。
前期同様のカバルドン+ボーマンダの並びにボーマンダが止まる相手に対して強力な切り返しを行える電気テクスチャーポリゴンZを加え軸とした構築。
メガ枠とZ枠をそれぞれ2枚ずつ採用しているので稀にあったカバルドンとミミッキュを同時に選出するパターンを除けば自然とメガ枠+Z枠の選出が出来るようになっている。
このせいで選出が窮屈に感じたことは1度もなく逆に選出を決めやすい、毎回パワーのある選出が出来るといった利点の方が大きかった。
≪簡易紹介≫
カバルドン@オボンの実 砂起こし
慎重 H214(244)-A132-B138-*-D136(252)-S69(12)
岩石封じ/ステルスロック/欠伸/吹き飛ばし
陽気 H181(84)-A192(212)-B151(4)-*-D111(4)-S182(204)
八つ当たり/地震/竜の舞/身代わり
ポリゴンZ@ノーマルZ 適応力
臆病 H185(196)-*-B96(44)-C160(36)-D98(20)-S150(212)
10万ボルト/冷凍ビーム/テクスチャー/身代わり
ミミッキュ@バンジの実 化けの皮
慎重 H161(244)-A111(4)-B101(4)-*-D151(100)-S136(156)
じゃれつく/呪い/電磁波/身代わり
意地っ張り H175(156)-A231(236)-B100-*-D100-S135(116)
飛び膝蹴り/フレアドライブ/雷パンチ/剣の舞
カプ・レヒレ@ミズZ ミストメイカー
控え目 H147(12)-*-B136(4)-C161(252)-D151(4)-S135(236)
波乗り/ムーンフォース/瞑想/雨乞い
≪個別解説≫
※自分自身はこの構築の作成には携わっていないため作成者の意図と多少食い違っている部分があるかもしれないということを予めご了承ください。
・HP偶数
・ミラー意識のS
前期の構築ではミミッキュ等に対して後出しからでも展開が間に合うようにBにも努力値を割いた個体を使用したがこの構築では先発以外で起用することは殆どないため対面で動ける相手を増やせるように慎重HDとした。ワンウェポンに「岩石封じ」を採用することでS操作により後続のポケモンが上から積み技、身代わりを打てるようにしたり浮いている「挑発」持ちに対して何も出来なくなるという状況を防ぐことが出来る。特に今期は「挑発」持ちのギャラドスが多かった印象なので最低限の起点回避が出来るこの技は非常に優秀だった。
・A182ガブリアスの-1岩石封じを身代わりが最高乱数切って耐える
・C126ポリゴン2の冷凍ビームを最高乱数切って耐える
・C161カプ・レヒレのムーンフォースを乱数上から2つ切って耐える
・ステロ+A+1八つ当たりでH183-B116ガブリアスが最低乱数以外落ちる
・最速ジャローダ抜き
メガ進化枠の中でも突破力が頭1つ抜きん出ているポケモン。現環境でAに努力値を多く割いた「岩石封じ」持ちのランドロスは比較的少ないと思ったためHPのラインを落としてASベースとした。今回は「羽休め」を切り「地震」を採用していることに加え最速メガメタグロスの上を取ることが出来ているためメタグロス+ランドロスorグライオンの様な並びに対して強気に選出することが出来た。また、先発にジャローダを誘いやすい構築であるため選出画面でジャローダが見えた際は合わせて身代わりを貼ることでアドバンテージを取っていた。「地震」と「身代わり」はどちらかを見せた時点でもう片方を切った動きをしてくるプレイヤーも多かったためこの技構成はかなり有効的に働いていた様に感じる。
・不一致アナライズイカサマを身代わりが確定耐え
・C83ドヒドイデの熱湯を身代わりが75%で耐える
・D+1でC126ポリゴン2のアナライズ冷凍ビームを身代わりが確定耐え
・Zテクスチャー後の10万ボルトでH131-D125ミミッキュを確定1
H191-D117ポリゴン2を超高乱数2発(98%)
鋼タイプや水タイプ、低速低火力のポケモンを起点にする。ランドロス、グライオン、霊獣ボルトロス等で電気の一貫を切っている構築に対しては無類の強さを誇るがマンムー入りに対してはどれだけ周りに刺さっていたとしても選出を見送らざるを得なかった。出来るだけ広範囲を起点に出来るように耐久と素早さに多くの努力値を割いているが「ステルスロック」と合わせることで火力不足に感じたことは殆どなく、逆に耐久調整が生きた場面が非常に多かったためこの配分は間違っていなかった。「身代わり」の枠は「目覚めるパワー炎」や「悪巧み」に変更することも考えたが汎用性の高さから最後まで「身代わり」のまま使用した。
・C111スイクンの熱湯を身代わりが最高乱数切って耐える
・最速70族抜き抜き
裏のエースを通すために汎用的な削りが出来る呪い身代わりミミッキュ。カバルドンでの展開が難しいと思われるポケモン(カプ・レヒレ、ゲッコウガ、スイクン等)が見えた際は出来るだけミミッキュの方を選出するようにしていた。Dの実数値を高めにしているのも今挙げたポケモンを強く意識しているため。「電磁波」は自身を含めたパーティ内の「身代わり」持ちとシナジーがあり強力だった。最後の枠には無効タイプの無い攻撃技として「じゃれつく」を採用。
・HP16n-1
・最速70族抜き、+1で最速130族抜き
受けループやそれに準ずる構築、マンムー+ギャラドス、ナットレイの様な特定の並びに対して選出する裏のメガ枠。採用理由からドヒドイデやギャラドスへの有効打となる「雷パンチ」持ち。カバルドンの「岩石封じ」やミミッキュの「電磁波」によるS操作から繰り出して殴りながら加速出来るようにしていたので「守る」を切っている弊害はあまり無かった。受け回しに出して行く関係上定数ダメージの割合はかなり重要であるためHPは実数値175に設定してある。
・A233メガバシャーモの+2飛び膝蹴りを最高乱数切って耐える
・最速70族抜き、+1で最速130族抜き
搦め手メインのポケモンや相手のカバルドンに対して明確に有利を取れるポケモン。ここまでSを上げているカプ・レヒレはあまり想定されないらしくこの配分のおかげで相手の計算を狂わせられたことが多々あった。特にパーティ単位で重いポケモンであるキノガッサに対して先手を取れることはかなり重要。ミズZは通常通り「スーパーアクアトルネード」として使うことも当然あるのだが「Z雨乞い」によって素早さを1段階上げることも出来るため火力と素早さを同時に上げる積み技感覚として使うことも出来る。これによりメガゲンガーやカプ・コケコ等に対する縛り関係を逆転させられるため状況次第では強力な切り返し手段となった。
最終日に2100から潜り始めて1度は2000を切ったのでその時点で撤退することも考えましたが「最終日は最後まで走り切る」という自分で決めた目標を思い出し時間ギリギリまで潜り続けました。真の目標である2200には遠く及ばなかったものの最後の最後で最高レートを更新することができ最終14位という悪くはない結果で終れたのでまあまあ満足しています。次のシーズンでは最終1ページ目を目標にしたいです
~ spcial thanks ~
前期に引き続き構築を提供してくれたこんぷろ
この構築の作成に携わった全ての方
一緒に競い合った通話窓の皆
そして今シーズン対戦してくださった方々
ありがとうございました。
来シーズンもよろしくお願いします。